株式会社プラスアルファ

2022年5月14日3 分

断熱材と遮熱材の違いは?[よくある勘違いも解説]

最終更新: 2022年7月5日

こんにちは。株式会社プラスアルファの島田です。

この記事では、断熱材と遮熱材の違いを説明しています。

目次

1.どちらも役割は同じ

2.断熱材と遮熱材はアプローチが違う

3.断熱材のアプローチ

4.遮熱材のアプローチ

5.よくある勘違い


1.どちらも役割は同じ


断熱材も遮熱材もやりたいことは実は同じです。

とても簡単にやりたいことを説明すると、「壁の外側⇔壁の内側」この間を移動する熱を少なくすることです。

熱を通さない壁・屋根にして、夏は涼しく冬は暖かい家にすること。

この点では断熱材も遮熱材も一緒なんです。

◇断熱材も遮熱材も、熱移動を減らすための素材


2.断熱材と遮熱材はアプローチが違う


では何が違うのか?

それは、熱移動を防ぐためのアプローチに違いがあります。

熱の伝わり方は全部で3種類あります。

・直接触れているところから伝わる「伝導」

・熱を持った空気や水が動いて伝わる「対流」

・熱が電磁波になって飛んでいき伝わる「放射」

このどれをどう止めようとしているのかが違っています。

◇「どれをどう止めるか」の違い


3.断熱材のアプローチ


断熱材は、伝導がゆっくりになる(熱抵抗値が高い)素材です。

断熱材は、直接触れているところから伝わる「伝導」熱抵抗値を高めることで止めようとしています。

外壁と内壁の間を隙間なく断熱材で埋めることで、外壁・内壁間の熱移動を伝導だけすることで効果を上げようとしています。

◇断熱材は熱抵抗値で「伝導」をゆっくりにする


4.遮熱材のアプローチ


遮熱材は、放射をはね返す(反射率が高い)素材です。

遮熱材は、熱が電磁波になって飛んでいき伝わる「放射」電磁波を反射することで止めようとしています。

外壁と内壁の間に空間を作ることで、外壁・内壁間の熱移動を放射にかたよらせることで効果を上げようとしています。

◇遮熱材は反射率で「放射」をはね返す


5.よくある勘違い


遮熱材は、断熱材を使うメーカーからすれば「得体が知れない」素材です。

そのため、実際に使う使い方や効果をよく知らないまま批判している記事をよく見かけます。

そんな記事の中で一番多い勘違いは、

「遮熱材は太陽光を反射するので、冬にはあまり効果がない」

という勘違いです。

ここまでで説明したように、遮熱材は外壁と内壁の間に施工します。

そのため、遮熱材が反射するのは太陽光ではなく、外壁や内壁から放射された放射熱です。

そのため、夏でも冬でも同じ効果がでるのです。

◇遮熱材は夏でも冬でも同じ効果



いかがでしたでしょうか。

今後も遮熱材に関する記事を上げていく予定なので、よかったらまた覗きに来てください。

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